不安感と虚無感

うつの時の思考形態として、「虚無感」がある。「なんとかそこから抜け出さなくちゃ」「抜け出す努力を!」と見ている方は思うと思うが、当事者にとっては「いつまでもずっとこの不安が続く」という考え方に捉われる。そうなると絶望にうちひしがれ、何の行動も起こせなくなってしまう。

死にたい、とも思うが、正確には「消えてしまいたい」という感覚に近い。不安ではあるが「死」は恐怖なのだ。「死ねないと思っている以上、生きたいのだな、俺は」なんて前向きな解釈をしてみることもある。

 

今でもたまにこの深い虚無が見えてしまうことがある。通常モードではとても考えられない思考なのだが。