回復する不安

ここ最近は落ち込みも少なくすこぶる調子がいい。というのも、仕事がひと段落したことと、ストレスの原因が遠ざかっていることと、自らのモチベーションの源泉となる活動がうまくいっていることがある。投薬治療が効果を出してきてるのだろうか。
しかし、毎回同じことを怖いと感じるが、回復している状態で落ち込んだ時の気持ちをまったく思い出せないことだ。だからこそパニック障害や鬱の人の気持ちに立って考えるということは、そうなったことのない人にとってはほとんど無理なのだろうという確信がある。最も理解を求める状態の人の気持ちを理解できなくなる、ということがとても怖い。

なによりも回復するということは再びあそこには戻りたくないという不安も抱えることになるのだ。贅沢な悩みだが、それにも慣れていきたい。