希望

心の病というよりは脳の反応と思った方がいい、という言葉にはどれほど救われたか。
本質的なところは変わっていないし、うつを併発しているので心の病でもあることは承知している。
しかし、心を病んでいる時にメンタルの弱さ=自己責任は相当に苦しいのだ。「なぜ自分はこんなにもできないのか」「なぜ自分はこれほど人の期待に応えられないのか」「なぜこんな狭くみじめな価値観の中で仕事をしているのか」自分や自分の環境をただひたすら呪っていた。しかし、脳の反応であり適切な処置で「なおる」という希望は大きな勇気を与えてくれた。
「心を強くする」というより、今の特殊な脳の仕組みを元に戻すことができるという希望。滝のように流れ出るネガティブな感情は自分ではコントロールできないこと。それは自分の意志とは関係なく、反応を変えることができること。こう信じられることが大事なのだ。