新型うつと理解

金曜日に休暇を取り、心療内科へ。先週の落ち込み用を医者に伝えたら金曜日からお薬2倍。けっこう眠くなる薬だから正直これが倍になるのは怖いがとりあえず他に頼るすべもなく承諾。金曜日時点ではかなり気分も良かったので薬の増量が必要かは少し疑問だったが、平日のつらさはメモをしてあったのでちゃんとそれを伝えることにした。それは正解でやはり月曜日の落ち込み度は大きい。

今朝は新型うつの記事をいくつか見かけたが、自分はこれなのではないかとも思う。病気でない状態も知っているので、「病気で休んでいるのに元気に遊びまわっているなんてケシカラン」または「そういうことは誰にでもあるだろ」と思う気持ちも分からなくはない。
僕は20代前半までは確かに虚無的な気持ちになることはあったが、基本的にはポジティブな思考で包まれていた。中小企業診断士の学習をしている頃にはワクワクが止まらなかった。自分には何でもできるんだ、という自信に満ち溢れていた。こういう気持ちの中でうつの人を理解することは難しい。つらいことがあってもポジティブと元気で乗り越えられたのだから。どう考えてもこのタイプのポジティブマンは自己責任論にする。だって自分は努力して成功したのだから。成功しないのは努力が足りないからだ、という論理になるのは本人のわずかな人生経験から導き出された当然の帰結なのだ。

だからこそ、うつ病患者への理解ということには絶望してしまう。理解できない人の気持ちも本当によくわかるのだから。