いつからこうなのか

昨日に続き不安感が強い朝。胃痛が激しくうずくまったまま2時間。会社は遅刻だ。毎朝食後に1錠飲む。

パニック障害の症状について調べてみると当てはまるものもあれば当てはまらないものもあるような気がする。
「予期不安」、不安感はあるものの、強い発作は無い。だから「あの発作がまた起こったらどうしよう」という不安もそれほどはない。息苦しくはあるが気を失うほどではない。
広場恐怖症」、特定の場所に行くとそこから逃れられないのでは、という不安に取りつかれる。近いものはあるが、該当するかよくわからない。確かに嫌な思いのある場所は思い出さないように、とすると思い出してしまって嫌なことばかりが意識に流れ込んでくる。
思えばこの不安感に似た感覚は小学2年生の時にも1度あったような気がする。初めて5時間目という午後の授業があり、なぜか空は雨が降り出しそうな薄暗い雲で覆われて無性に家に帰りたくなった。小学生の感覚なんてそんなもんだろう、と思っていたら、まさか一昨年フランスに行った時にも同じ感覚になった。ツアーの面々と性格が合わず、居心地の悪さを覚えていた。もともと旅行なんて一人で行くもの、と考えていた自分にとっては大したことはないと思っていたがなぜか不安感に取りつかれた。
ストレスが脳のさみしいという感情を過剰に刺激していたのだろう。今ならこれがメンタルの強弱ではなく、ストレスによる反応だと理解できる。
病気の人間がようやく自分を理解しているのだから、病気でない人間には到底理解の及ばないところだろう。地味ながら怖い病気だ。楽しいことや希望のあることまで虚無感に包まれてしまうことはなんともったいないことだろう。
僕はいつか克服し、この病気の人を励まし、大丈夫だと、治るものだと、力になってあげられればと思う。それは自分を助けることにもなるのだから。

調べると有名人でもパニック障害を公表している人がいるらしい。KinkiKidsの堂本剛なんてこんな病気には無縁にも見えるが、わからないものだ。宇宙兄弟の日々人もパニック障害だったのか。メジャーな漫画にも出てくるというので少しは認識が広まればよい。