感情の露出

高校生の頃だったろうか、恋人にフラれて大きなショックを受けたことがある。思えば相手のことなんて何も考えていない、自己中心的な恋愛だったと思う。それでも深い悲しみを知り、これほどに悲しいなら感情など無くなってしまえばいい、と感情を抑えるようになった。

人間不思議なもので、そうやってふるまっていると自然とそういうようになるものだ。

それからのち、大学で少しは感情が解放されたが、やはり若いころに形成した感覚はなかなか消えないものがある。

 

最近は楽しい時にもっと楽しいと言おう、声を出して笑おう、口を大きく開けて笑おう、と思う。意図的に楽しいという表現を大きくする。